メンタルの整え方

毎日の生活の中で「今日はなんか元気が出ない」「気持ちが上がらない」という日があったり、嫌なことや辛いことに遭遇することがあります。
それが小さなことでも引きずって過ごしていると、楽しいことも楽しい時間もどんどん減ってきてしまいます。
悪循環になる前に日頃からメンタルを整えておくと過ごしやすくなるでしょう。

メンタルの整え方をご紹介しますので参考にし実践してみてください。

メンタルを整えよう

小さな幸せを見つける(気づく)癖をつける

日常生活で見逃してしまっている些細な「良いこと」に目を向けてみてください。
コーヒーを飲んでホッとしたり、美味しいものを食べた時に嬉しくなる、布団に入って眠りに入るときが幸せ、自分の趣味に使える時間が出来た時(過ごせたとき)にテンションが上がる、など幸せな気持ちに目を向けてみてください。
ポジティブな感情でいることで、ストレスは短期間で解消されます。モヤモヤとした考えや苦しい感情を思いを抱え続けるよりもよいでしょう。

はじめはなかなか見つからないかもしれませんし当たり前過ぎて見逃してしまうかもしれませんが、小さな幸せを見つけ、きちんと感じる癖をつけるのです。
不安に押しつぶされそうなときこそポジティブな体験を大切にしましょう。

思っていることを紙に書く

小さなことでも自分の感情を抑えるという行為はメンタルを弱くしてしまいます。

相手を嫌な気持ちにさせないようにと言葉を選んだり、悪口は言葉にしてはいけない、それが普通で苦になっていないと感じる人もいるかもしれませんが感情を抑える行為は少なからずメンタルに影響しています。

思っていることを紙に書くときは自分の素直な気持ち、感じたことをそのまま書くようにしましょう(書いた内容や意味がわからなくても大丈夫。誤字脱字も気にしない)

ネガティブや悪口、良かったことなど思いつくことなんでも構いません。
たくさん書けなくても習慣化していくことが大切で、心に残っているモヤモヤがスッキリするようになります。

多忙でも睡眠時間は取る

不眠・睡眠不足はメンタル不調のリスクが高まります。睡眠は脳の疲労回復、自律神経の不具合を整えてくれます。

人間関係や仕事でのストレス、パソコンやスマートフォンの使用などのストレスは、交感神経を刺激して体や脳を興奮させるので、睡眠障害の原因になります。
睡眠は翌日に活動するための準備ですので大切ですが、なかなか睡眠時間がとれない方は日中15分ほどの仮眠をとるだけでも良いそうです。それも難しい場合は睡眠の質をよくするよう心掛けてみてください。

変えられるものに目を向ける

過去は変えることが出来ませんし、他人を変えるのも難しいですよね。

メンタルが落ち込む出来事の悩みやストレスは、過去や他人に関することが多く「ああすればよかった」「こうしたらよかった」と思ってしまいます。反省はできますが過去は変えられません。また、自分が変わってほしいように人を変えることなどできません。

仕事量が多く手が回らない、厳しい上司がいるなど、嫌なことを挙げるのは簡単ですが、そういった環境や人を変えることは難しいので、自分を変えるしかないのです。相手が変わらなきゃ意味がないと感じてしまうかもしれませんが、1つの物事に集中せずに、俯瞰して物事を捉えるようにしてみましょう。なにから手をつけていいか分からない場合は、ストレスの原因だと思う事柄を挙げてみてください。自分の思っていることとは違うことがストレスの原因が見つかる場合もあります。

もしかして…という考え方をやめる

「もし」を考えるのはストレスにつながるのでやめましょう。物事はありとあらゆる方向に進む可能性があります。「もしかしたら」という、あるかどうかも分からない可能性を考えることで、時間が無駄になり、今やらなければならないことが後回しになってしまいます。リスクマネジメントのための「もし」は必要ですが、それ以外は考えてもキリがありませんしメンタルによくありません。

小さなことから始めてみるのと、メンタルを整えて自分を大切に、そしてに優しくしてあげてください。
身体を動かすこともおススメで、階段の上り下りなんかは簡単にできます。体を動かすことで血流がよくなりますし、疲れない程度に階段を上り下りすると、そのリズミカルな動きによって副交感神経が高まり、自律神経のバランスはよくなります。
なかなかメンタルが整わずにしんどい状況が続くときには思い切って長い休暇を取り羽を伸ばしてリフレッシュするのもいいかもしれません。