「不安」と「悩み」の違い

仕事や生活の中で、不安や悩みを抱えストレスを感じている方も少なくないと思います。
悩んでいたり不安になったとき、なかなか解決出来ず苦しくなってしまうことありませんか?

「不安」や「悩み」がない状態は、学習や仕事のパフォーマンスを最大限に引出すと言われています。
考え込んでしまうことが「不安」なのか「悩み」なのか分けて考えると少し心が楽になるかもしれません。

ぜひ試してみてください

不安とは

気がかりで落ち着かないこと
まだ起きていないことに対して抱く感情で、どんなに考えてもどんなに頑張っても決して無くならないものです。

・おきるかもしれないこと
・未来への恐怖や恐れ

不安は「起きるかもしれない」ことで対象がなく、考えても答えが見つからないので考えるほど気が重くなります。
「あの人に負けたらどうしよう」「怒られるかもしれない」など考えることを止めることは出来ないかもしれませんが、その時がこないと答えが分からないので、このようなことを考えることを減らす意識をしてみるといいかもしれません。
心配の9割は起こらないかも!?その時、その日になるまで、あまり考えないようにしてみたり、良い方への想像力を働かせることで気が楽にります。

悩みとは

起きたことに対して「どうしよう」と悩んでいること
「どうしよう」を具体的に考えてみると解決できるのが悩み。

・すでに起きていること
・現在進行形

悩みは「解決策はある」けれど、まだ見つかっておらず具体的にどうしたらいいか分かっていない状態や、「解決策はある」し、わかっているけれど行動する勇気が持てないなど、もっと良くなりたいなど成長したいと考えている人に多いようです。
過去の失敗した自分と折合いを付けることで解決に向かう場合があります。

まとめ

考え事でモヤモヤしていてどうしようもない時は、自分で「コントロールできるもの」と「できないもの」の2つに分けてみてください。
後者の「できないもの」は考えなくてよいものとなります。
なぜなら、考えてもどうしようもできないからです。
例えば、「すべての悩みは人間関係にある」と言われるほど、人間関係で悩みを抱えている人は多いですが、他人の行動や思考・感情を変えることは至難の業ですし、「まだ起きてないこと」でまだ分からない事です。
相手の感情や行動は完全にコントロールすることはできません。
「どうして〇〇さんはこうなんだ…」とか「こうなったらどうしよう…」と悩むくらいなら、自分ができることに集中した方が建設的です。

自分の行動など「コントロールできるもの」の中から実際にどのようにしていくか、対処法などを考えてみましょう。
過去に対して精神的苦痛を感じず、未来に対しても見通しを立てれる状況で行動出来れば、悩みや不安が減ります。自分らしい人生を送りましょう。

不安と悩みについて理解することで、「自分が悩んでいるのは整理が出来ていないからかも」とか、「何か不安で、ソワソワするのは将来の見通しが怪しいからだ!」と、自分を客観視できるようになってくるでしょう。